6/10(金)~12(日)『遇斯光庵展 2022』 焼き物と木器の作品展(下関市豊北町)の ご案内
新茶の季節を迎え、バタバタとした日々を送らせていただいておりますが
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
こんにちは、かなたに園です( ´ω`)
今年は梅雨入りも早いのではないかという予報も出ておりますが、
本日は昨日から降り続いた雨も上がり、良い洗濯日和となっておりますね。
さて、本日は来月6月に開催される毎年恒例の陶器と木器の展示会、
「遇斯光庵展2022」についてお知らせいたします!
『遇斯光庵展 2022(ぐしこうあんてん)』
-陶里、人を結ぶ-
会期:2022年 6月10日(金)~12日(日)
OPEN:10:00~17:00(最終日は16時まで)
会場:遇斯光庵 下関市豊北町大字滝部5042
※(カーナビで地図を検索する場合は、
『下関市豊北町大字滝部5038』でご検索を!
庵の住所の5042では表示されないと思いますので)
問合せ:黄孫窯(こうそんがま) TEL 083-774-2468 もしくは、
森野清和 TEL 090-7977-2481まで
このイベントは2016年より開催しておりまして、
2年前の2020年はコロナで非常事態宣言が出ており、中止となりましたので
今回で通算6回目の開催となります。
《前回2021年の様子はコチラから》
内容は「陶芸作品&木器作品の展示販売会」なのですが
ただの陶器市・陶芸展とは違いまして、
出展される各作家さんの新作のお品は
このイベントが行われる『豊北町』で採取した
「豊北町産の土・木」
を使用して作品が作られております。
なぜそのようなことをするのかと申しますと、、、、、
第一に「豊北町には江戸時代から大正時代にかけて14もの窯場があり、
とても窯業の盛んな土地であったということ」、
また「その事実を伝えていかないと忘れ去られてしまうかもしれない
郷土の偉大な歴史を知っていただきたい」ということ。
※それらの窯で現存する窯はありません、窯跡がわかる所がわずかにあるくらい
第二に、「そこまで広い地域でないのに密集して窯場があるというのは
それだけ器に適した粘土、磁器土が取れていたということ」、
主催者の黄孫窯の森野清和さんは30年以上前から
多種多様な土が出る豊北町に惚れこみ、
豊北町の土を自ら採取し、精製し、自分の作品に使ってきました。
そんな多種多様な土が出るということは全国的にみても珍しく、
同じ豊北町産の土でも、表情が全く異なるという「面白さ」を
感じていただこうと、2016年より始めて参りました。
※豊北町にかつてあった窯で作られた器で現存するものは少なく、
「向坊窯(むかいぼうがま)」でつくられたと言われる
いまや幻の「向坊焼き」の器がこちら↓
また、会場である古民家「遇斯光庵(ぐしこうあん)」は元下関市美術館副館長の
木本大空(たいくう) [本名 木本信昭]さんの生家で、
江戸時代に建てられた家屋を改修し、
現在はご自分の陶芸作品を作る作業場としてや、
地域交流の場としても活用されています。
実は、上の向坊窯の陶器は木本さんのご先祖が経営に関わっておられたそうで、
そういう意味でも、この会場で陶芸展を催すことは意味深いことなのだと思われます。
今回は山口市、萩市、長門市、宇部市、豊北町、内日、豊浦町、から12名の作家が参加、
さらに福島県会津若松より2人、奈良県奈良市から1人の計15名の作家さんの作品が並びます。
今年もざっとお名前(窯名)だけ紹介致しますと、
萩市-守田唐七(不易庵)
牧野将典(牧野窯)
長門市-作花靖之(俵山無名塾)
山口市-木本大空
宇部市-今泉龍介(カミナリ窯)
豊北町-宮田佳典(一佳窯)
内日-中島大輔(中島陶房)
豊浦町-アッヅォリ・エリック(テール・エ・フー)
森野清和 森野光映(黄孫窯) 辻翔平(ムクロジ木器)
下関市-田中修吾
〈特別出展〉
福島県会津若松市-鈴木幹雄 鈴木孫枝(会津無一窯)
奈良県奈良市-近藤亮介(芽子生(ハギュウ)窯)
今年も萩の重鎮から若手作家の方まで、
本当に多種多様、
こだわりの作品が皆様をお待ちしております。
今年も昨年に引き続きコロナウイルス蔓延防止の観点から、
しっかりとした対策をとって開催する予定となっております。
関係者のマスク着用・会場換気・空間除菌・商品の除菌などは当然として、
お客様のマスク着用・検温・入場時の手指消毒・万が一の場合のための連絡先記入など
ご来場のお客様にはご不便やご面倒をお掛けすると思いますが、何卒ご了承下さいませ。
また場合によっては入場人数制限を設けさせていただく可能性もありますことを
ご了承下さい。
そして作家さんとお話しをする際も距離をとって行っていただくよう
ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
私ことかなたに園も、例年でしたら参加作家さんの器で
ご来場のお客様にお茶を淹れさせていただくのですが、
今年も味気なくはなってしまいますが、コロナウイルス感染防止対策として
使い捨てのコップなどを用いて、
ご来場のお客様に提供させていただこうと思っております。
会場の遇斯光庵は下関市内中心部からですと軽く1時間はかかりますが、
山に囲まれ自然豊かで、とてものどかで素敵ないいところです。
近くの畑には多くの菖蒲が植えられ、イベント開催時期には丁度
見頃の時期となっていることだと思います。
まだまだコロナの影響はございますが、自然を満喫がてら
豊北町まで遊びにいらして下さい。
堅苦しい展示会ではございませんので、
お気軽にお立ち寄り下さい。
主催の森野清和さんも現在急ピッチで自身の工房にて新作を作製中で、
これまであまりなかったような作品を作っておられましたので
森野さんの新作に乞うご期待下さい!
それでは、また( ´ω`) ノ
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